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2013年オペラレビューと2014年観たいオペラ [オペラぁ!]

2013年足を運んだオペラは21本、
個人的偏見による国内オペラ・ランキングは!

1位
東京二期会「こうもり」
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オペラの楽しみを最大限に引き出したエンターテイメント性溢れる舞台。
日本語上演と聞くと観る気が失せてしまいそうなものですが、
逆にテンポのよい日本語で舞台を活気づけ、
気転の効いた演出とキレのある演奏で、
生き生きとした楽しいステージに仕上がっていました。

2位
新国立劇場 びわ湖ホール招聘公演「三文オペラ」
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低弦とピアノによる音楽が、
1920年代の退廃的時代を感じさせる作品。
小規模の劇場での小屋的上演の緊密さも新鮮でした。

3位
NHK交響楽団「シモン・ボッカネグラ」
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演奏会形式でしたが、
イタリアオペラの大道をたっぷり聴かせてくれたのは、
ネルロサンティ指揮のNHK交響楽団。
ヴェルディの隠れた傑作を時に繊細に、時に大胆に、
音楽で舞台の視覚的表現に成功していました。


さて、今年観たい舞台は、

1月には藤原歌劇団の「オリィ伯爵」
ロッシーニ歌いアントニーノ・シラクーザが出演、
本場イタリア仕込みの突き刺さすようなテノールとサービス精神が魅力です。

3月に新国立劇場で上演予定の「死の都」
フィンランド国立歌劇場のレンタルプロダクションながら、
コルンゴルトの音楽と作り込まれた舞台が楽しみです。

9月には東京二期会の「イドメネオ」
モーツァルト初期のコーラスが美しい作品ですが、
新国立劇場でキャンプ場「コジ・ファン・トゥッテ」の演出で評判の、
ダミアーノ・ミキエレットが演出します。

近年、新国立劇場は再演演目の割合が多く日本人比率が多くなっている感じ、
レンタルプロダクションでもいいので新制作を増やして欲しいところです。
東京二期会はオール日本人キャストながら凝った演出家の起用が興味を引きます。
藤原歌劇団は坦々とわが道を行く方針を貫いています。
上半期の演目はほぼ発表されていますが、
今年はどんなオペラに出会えるか楽しみです。

2013年の各オペラレビューはこちら↓

2013年11月28日 新国立劇場 オペラ「ホフマン物語」

2013年11月23日 日生劇場 オペラ「フィデリオ」

2013年11月8日 NHK交響楽団 オペラ「シモン・ボッカネグラ」

2013年10月23日 新国立劇場 オペラ「フィガロの結婚」

2013年10月4日 新国立劇場 オペラ「リゴレット」

2013年9月14日 神奈川県民ホール オペラ「ワルキューレ」

2013年9月5日 藤原歌劇団 オペラ「ラ・トラヴィアータ」

2013年7月31日 東京二期会 オペラ「ホフマン物語」

2013年7月12日 新国立劇場 びわ湖ホール招聘公演 オペラ「三文オペラ」

2013年6月25日 新国立劇場 オペラ「夜叉ヶ池」

2013年6月3日 新国立劇場 オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」

2013年5月22日 新国立劇場 オペラ「ナブッコ」

2013年5月1日 東京二期会 オペラ「マクベス」

2013年4月19日 新国立劇場 オペラ「魔笛」

2013年3月23日 神奈川県民ホール オペラ「椿姫」

2013年3月11日 新国立劇場 オペラ「アイーダ」

2013年3月1日新国立劇場オペラ研修所公演 オペラ「カルディヤック」

2013年2月21日 東京二期会 オペラ「こうもり」

2013年2月10日 藤原歌劇団 オペラ「仮面舞踏会」

2013年1月31日 新国立劇場 オペラ「愛の妙薬」

2013年1月23日 新国立劇場 オペラ「タンホイザー」


「2012年オペラレビュー」
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