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新国立劇場 オペラ「蝶々夫人」 [オペラぁ!]

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新国立劇場の「蝶々夫人」公演は2014年以来3年ぶり6回目の公演。
2014年の公演レビューはこちら↓
http://turlinco.blog.so-net.ne.jp/2014-01-31

4日間公演の初日で客席はほぼ満員、
外国人もちらほら見掛けましたが、
日本の作法を盛り込んだ演出に日本人による舞台、
もっと海外にアピールしてもいいのではないでしょうか。

さて今回蝶々さんを歌ったのはソプラノの安藤赴美子。
新国立劇場研修所3期生で、
新国立劇場公演でも控えめな役で度々出ていましたが、
今回がこの劇場のロールデビューでしょうか。
15歳の少女をあどけない振舞いで演じますが、
アメリカ人夫、ピンカートンとの体の大きさの違いも際立って、
声の繊細さが強調され、そのけなげさに惹かれます。
更に声に伸びがあれば言う事なしです。

ピンカートンは勝手気ままなアメリカ人で、
役柄的には損な役回りですが、
テノールのリッカルド・マッシは朴訥とした演技と張りのある声で熱演、
舞台は能天気なほど盛り上がります。

シャープレスの甲斐栄次郎は渋いバリトンで、
浮かれえたピンカートンをたしなめますが、
分別があってこの人、いい男過ぎます。
ところで、
蝶々さんが持っていた、人前では見せられないという短剣、
父親の遺品で帝からの贈り物との事で、切腹したらしいのですが、
何が理由だったのでしょうか。


2017年2月2日 新国立劇場 オペラ「蝶々夫人」
Madama Butterfly Music by Giacomo PUCCINI

スタッフ
【指 揮】フィリップ・オーギャン(Philippe AUGUIN)
【演 出】栗山民也
【美 術】島 次郎
【衣 裳】前田文子
【照 明】勝柴次朗
【再演演出】澤田康子

キャスト
【蝶々夫人】安藤赴美子
【ピンカートン】リッカルド・マッシ(Riccardo MASSI)
【シャープレス】甲斐栄次郎
【スズキ】山下牧子
【ゴロー】松浦健
【ボンゾ】島村武男
【神 官】大森いちえい
【ヤマドリ】吉川健一
【ケート】佐藤路子

【合唱指揮】三澤洋史
【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京交響楽団

タグ:プッチーニ
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