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2017年オペラレビューと2018年観たいオペラ [オペラぁ!]

2017年足を運んだ国内オペラは18本。
個人的偏見によるオペラ・ランキングは!

1位
東京二期会 「ばらの騎士」
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リチャード・ジョーンズによるスタイリッシュな演出。
ベッドルームをバスルームに変えてしまう幕開けや、
壁で舞台を前後に分けて行き来する演出など、
意表を突く転回でセンスも抜群、
総日本人歌手ながら元帥夫人役の林正子など役作りや歌唱も素晴らしい舞台でした。

2位
新国立劇場「神々の黄昏」
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新国立劇場芸術監督飯守泰次郎渾身の「ニーベルングの指環」。
演出にゲッツ・フリードリヒを、歌手も第一線で活躍するワーグナー歌いを招聘し、
本人自ら指揮した4部作の最終章「神々の黄昏」。
厚い管弦楽と一流の歌声による陶酔の時間でした。

3位
三枝成彰「狂おしき真夏の一日」
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台本は小説家の林真理子、演出はアイドルプロデューサーの秋元康、
三枝成彰作曲のタレントオペラの初演、
「フィガロの結婚」を下敷にした荒唐無稽の浮気劇ですが、
医者に看護婦、ゲイカップルや放蕩息子などが入交じり、
気楽に観られる娯楽性の高いオペラでした。

さて、今年観たい舞台は、
4月新国立劇場の「アイーダ」、
開場依頼5年毎の節目に上演されますが、
今年は20周年、舞台装置は経年で満身創痍だそうですが、
何とか手当をして故フランコ・ゼッフィレッリの演出の想いを繋いでいるそうです。
また新国立劇場では5月に、
ベートーベンの「フィデリオ」公演があります。
同劇場の以前のものとはちがい新制作で芸術監督飯守泰次郎の肝いりです。
7月には東京二期会の「魔弾の射手」講演。
意表を突く読み替えが得意なペーター・コンヴィチュニーの演出、
楽曲も素晴らしいので楽しみです。


2017年のオペラレビューはこちら↓

2017年12月10日藤原歌劇団 オペラ「ルチア」

2017年11月30日 新国立劇場 オペラ「ばらの騎士」

2017年11月24日 東京二期会 オペレッタ「こうもり」

2017年11月16日 新国立劇場 オペラ「椿姫」

2017年11月9日 日生劇場 オペラ「ルサルカ」

2017年10月29日 三枝オペラ「狂おしき真夏の一日」

2017年10月6日 東京二期会 オペラ「蝶々夫人」

2017年10月4日 新国立劇場 オペラ「神々の黄昏」

2017年7月26日 東京二期会 オペラ「ばらの騎士」

2017年7月4日 藤原歌劇団 オペラ「ノルマ」

2017年6月30日 新国立劇場オペラ研修所「ドン・ジョヴァンニ」

2017年6月1日 新国立劇場 オペラ「ジークフリート」

2017年4月20日 新国立劇場 オペラ「フィガロの結婚」

2017年4月12日 新国立劇場 オペラ「オテロ」

2017年2月15日 東京二期会 オペラ「トスカ」

2017年2月3日 藤原歌劇団 オペラ「カルメン」

2017年2月2日 新国立劇場 オペラ「蝶々夫人」

2017年1月19日 新国立劇場 オペラ「カルメン」


「2016年オペラレビュー」


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