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日生劇場 オペラ「カプレーティとモンテッキ」 [オペラぁ!]

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オペラ版ロミオとジュリエット、ベッリーニ作曲のオペラ「カプレーティとモンテッキ」は名作「ノルマ」初演の1年前、1830年にヴェネチアのフェニーチェ劇場で初演されています。

上演機会は少ないながらも「ノルマ」的音楽の流れを汲む美しい旋律と劇的なストーリー展開の作品で、ロミオとジュリエットの舞台になっているヴェローナの野外劇場でもレパートリーとしても取り上げられています。

演出は粟國淳。少ない予算な中巨大な2枚の壁を前後左右裏返して場面を転回し、照明の色や角度の効果で多彩で変化のある表現をしていきます。

ロメーオはこのオペラではメゾソプラノが歌いますが、今日の山下裕賀は毅然とした立ち振る舞いと芯のある良く通る歌声で舞台を圧倒、恋敵のロレンツォ役工藤和真の突き抜けるテノールと絶妙な張り合いを見せました。

演奏は全編を支えるコントラバス等の低弦が心地よく響きました。


2021年11月13日 日生劇場 オペラ「カプレーティとモンテッキ」
台本:フェリーチェ・ロマーニ
作曲:ヴィンチェンツォ・ベッリーニ

指揮  鈴木恵里奈  
演出 粟國淳(日生劇場芸術参与)
管弦楽 読売日本交響楽団

【キャスト】
ロメーオ 山下裕賀
ジュリエッタ 佐藤美枝子
テバルド 工藤和真
ロレンツォ 須藤慎吾
カペッリオ 狩野賢一

タグ:ベッリーニ
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