SSブログ

新国立劇場 オペラ「さまよえるオランダ人」 [オペラぁ!]

タイトルなし.jpg
新国立劇場の「さまよえるオランダ人」は2007年の初演以来5度目の公演。

コロナウィルスの水際対策による海外からの入国制限で招聘歌手らの来日がならず、指揮:ジェームズ・コンロン→ガエタノ・デスピノーサ、ゼンタ:マルティーナ・ヴェルシェンバッハ→田崎尚美、エリック:ラディスラフ・エルグル→城宏憲、オランダ人:エギルス・シリンス→河野鉄平と変更、歌手陣はオールジャパンでの上演となりました。

若きワーグナーの活力の溢れる作品で、新国立合唱団のコーラスが力強いのですが、コロナシフトの演出変更で

距離をとった人員配置になっており、見た目の散漫さはぬぐえません。

ダーラント役の妻屋秀和は当初からの配役で、長身の体躯によく響くバスが物語の要として舞台を采配。

交代でゼンタ役を歌った田崎尚美は迫力のあるソプラノで相手役のオランダ人役河野鉄平を圧倒していたように感じました。

指揮者の交代になっていて1978年パレルモ生まれのガエタノ・デスピノーサ。日本を拠点にして活動していたという事でしょうか。坦々とした指揮ながら盛り上げるところはググっと引っ張られるような力を感じました。


2015年の公演レビューはこちら↓
https://turlinco.blog.ss-blog.jp/2015-01-29

2022年1月26日 新国立劇場 オペラ「さまよえるオランダ人」
Der fliegende Holländer
Music by Richard WAGNER

スタッフ
【指 揮】ガエタノ・デスピノーサ(Gaetano D'ESPINOSA)
【演 出】マティアス・フォン・シュテークマン(Matthias von STEGMANN)
【美 術】堀尾幸男
【衣 裳】ひびのこづえ
【照 明】磯野 睦
【再演演出】澤田康子
【舞台監督】村田健輔

キャスト
【ダーラント】妻屋秀和
【ゼンタ】田崎尚美
【エリック】城 宏憲
【マリー】山下牧子
【舵手】鈴木 准
【オランダ人】河野鉄平

【合唱指揮】三澤洋史
【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京交響楽団

nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。