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レストラン「エネコ東京」 [東京ピンポイント]

東京西麻布にある「エネコ東京」は、スペインのビルバオ郊外にあるミシュラン3つ星レストラン「アスルメンディ」のシェフ、エネコ・アチャが手掛ける創作バスク料理のレストランで2017年にオープン。

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建物全体がレストランで結婚式も挙げられる造りになっていて、1階は街路に面したカフェと中央には吹き抜けのある中庭、そしてグリーンを配したサンルーム的スペースで構成されています。

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そのグリーンルームで食前酒と「ピクニック」と名付けられたつまみ3種を頂きます。
ワインはアネコ・アチャの叔父さんが造っているという白で「ゴルカ・イサギレ・チャコリ・ブランコ」。
つまみは、白い団子状のものはオレガノ・カニをメレンゲで包んだもの、
木のスプーンに乗っているのは擦ったアスパラガス、
プチトマトのように見えるのは果実汁を膜で包んだカイビリーチャ、
どれも意外な食感で食欲を刺激します。

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2階がレストラン
インテリアはシックなグレーの壁にナチュラルな木質系の造作に、赤い布張りの椅子がアクセントになっています。

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前菜の1皿目は「トマトのタロ」
焼いたトルティーヤの上にトマトとグリーンリーフ、食用花が彩を添えています。

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前菜の2皿目は「カリフラワーのテクスチャー」
バターを塗って焦がしたものとスライスしたもの、つぶして丸めたもののカリフラワーづくし。

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温前菜「トリゴ アンチョビ パン」
トリゴとはパスタを細かく切って炊き上げたバスクの郷土料理、
卵黄のトッピング、白いのがアンチョビペースト、薄切りのパンが刺さっています。
誤解を恐れずに言えば卵かけご飯のような味わい。

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ワインはスペインのリオハ地方のロゼで「マルケス・デ・リスカル・ロザード」
テンプラニーリョ種主体で果実味がありすっきりとした辛口ワインです。

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このワイナリーはホテル併設で、ビルバオ美術館と同じフランク・ゲーリーの設計です。

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メインは「鴨肉 デュクセル」
玉ねぎやきのこをバターでソテーしたものをペースト状に煮詰めたデュクセルの上に低温調理した鴨肉、
バターを炒めて泡状にしたものと敷いてある黒いソースは1週間煮詰めて作ったとの事でした。
さっぱりした鴨肉と濃厚なソースで美味。

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デザートは「バニラ トフィー」
バスク地方のカスタードプリンとの事でしたがクリームブリュレのようなものです。
下に敷いてある岩塩と一緒に食べてもいいとの事、たしかに甘味が引き立ちます。

デザート後にはエスプレッソをダブルで頂きました。

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食後の「プチフール」スタッフが引出しを開けて中身を見せる演出付き。
上:バジルとヨーグルトのロリポップはバジルの風味が意外。
左:コーヒーと牛乳のマカロン、
右:涙型のもの:ショウガのボンボン、ホワイトチョコに包まれています。
下:ラズベリーのヌーベはクリームを使わずに泡立てたもの、下にカカオが敷いてあります。
右:長四角いもの:レモンのゼリー
どれも一口サイズで遊び心に溢れています。

所要時間は約2時間半、趣向を凝らした食を楽しむエンターテイメント性があり、料理も見た目と味、食感を大切にしている店。インテリアがグレー系で暗く、窓外の景色等もそっけない感じがちょっと残念でした。

2022年4月16日(土)
「エネコ東京」
ランチは7皿で7,000円(税・サ別)
ワイン6,000円(税・サ別)
水500円(税・サ別)

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