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新国立劇場 オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」 [オペラぁ!]

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新国立劇場の新制作オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」
演出はコンテンポラリーダンスで世界的に活躍している勅使河原三郎。

装飾のない真っ黒な舞台、手前に傾いたお盆のようなステージと背景には巨大な百合の花々。
舞台の左右と奥行をたっぷり使った空間に最低の装置で、
4人のダンサーがしなやかに舞い、
バロックの音楽に合わせたゆっくりとした動きで肢体の造形美を魅せます。
ある場面では、
装置がが全くない新国立劇場の黒塗りの床に照明だけの演出で踊るシーンもありました。

オルフェオ役はカウンターテナーのローレンス・ザッソ、
カウンターテナーにしては大柄で声にも存在感があります。
アモーレ役はソプラノの三宅理恵、
今年4月の新国立劇場「魔笛」に続く登壇です。
エウリディーチェ役はソプラノのヴァルダ・ウィルソン、
長身の貴婦人風で振り返ってくれないオルフェオを想う悲しげな歌声が沁みます。

延焼は東京フィルハーモニー交響楽団とチェンバロ、
指揮はバロックで定評のある鈴木、
久しぶりに聴く小編成のオーケストラで古楽で、心も穏やかになります。
ハッピーエンドだし。


過去2010年には日生劇場の「オルフェオとエウリディーチェ」公演がありました、レビューはこちら↓
https://turlinco.blog.ss-blog.jp/2010-11-14

2022年5月19日 新国立劇場 オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」
Orfeo ed Euridice/Christoph Willibald von Gluck

スタッフ
【指 揮】鈴木優人
【演出・振付・美術・衣裳・照明】勅使川原三郎
【アーティスティックコラボレーター】佐東利穂子
【舞台監督】髙橋尚史

キャスト
【エウリディーチェ】ヴァルダ・ウィルソン(Valda WILSON)
【オルフェオ】ローレンス・ザッゾ(Lawrence ZAZZO)
【アモーレ】三宅理恵
【ダンス】佐東利穂子、アレクサンドル・リアブコ(Alexandre RIABKO)、高橋慈生、佐藤静佳

【合唱指揮】冨平恭平
【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団


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