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新国立劇場 オペラ「ボリス・ゴドゥノフ」 [オペラぁ!]

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「ボリス・ゴドゥノフ」はプーシキンの詩編で、
史実を元にした乱世の皇帝ボリス・ゴドゥノフの物語。
ムソルグスキーの作曲で1874年にマリンスキー劇場で初演。

新国立劇場の「ボリス・ゴドゥノフ」はマリウシュ・トレリンスキの演出で新制作。
そもそも登場人物が多いオペラで装置も大がかり、
フレームが発光するキューブが左右に動き、
背面にはリアルタイプで舞台映像が映し出されます。

ストーリーはとても分かりにくい上に、
舞台が抽象化されていて、衣装も現代的で皇帝が室内着姿だったり、
初見では理解できないところもあり、
ムソルグスキーの気持ちの良い音楽についうとうとしてしまいます。

その室内着皇帝ボリス・ゴドゥノフ役はバウのギド・イェンティンス、
ずっしりと貫禄のあるバスで存在感も十分。

シュイスキー公役はテノールのアーノルド・ベズイエンは、
容姿も声も知性と気品のある叔父様といった感じです。

大野和士が指揮をした演奏は東京都交響楽団、
ムソルグスキーの音楽をチャイコフスキーにもつながる澄んだ演奏で、
いかにもロシアを想起させる3時間半でした。


2022年11月17日 新国立劇場 オペラ「ボリス・ゴドゥノフ」
Boris Godunov / Modest Mussorgsky

スタッフ
【指 揮】大野和士
【演 出】マリウシュ・トレリンスキ(Mariusz TRELIŃSKI)
【美 術】ボリス・クドルチカ(Boris KUDLIČKA)
【衣 裳】ヴォイチェフ・ジエジッツ(Wojciech DZIEDZIC)
【照 明】マルク・ハインツ(Marc HEINZ)
【映 像】バルテック・マシス(Bartek MACIAS)
【ドラマトゥルク】マルチン・チェコ(Marcin CECKO)
【振 付】マチコ・プルサク(Maćko PRUSAK)
【ヘアメイクデザイン】ヴァルデマル・ポクロムスキ(Waldemar POKROMSKI)
【舞台監督】髙橋尚史

キャスト
【ボリス・ゴドゥノフ】ギド・イェンティンス(Guido JENTJENS)
【フョードル】小泉詠子
【クセニア】九嶋香奈枝
【乳母】金子美香
【ヴァシリー・シュイスキー公】アーノルド・ベズイエン(Arnold BEZUYEN)
【アンドレイ・シチェルカーロフ】秋谷直之
【ピーメン】ゴデルジ・ジャネリーゼ(Goderdzi JANELIDZE)
【グリゴリー・オトレピエフ】工藤和真
【ヴァルラーム】河野鉄平
【ミサイール】青地英幸
【女主人】清水華澄
【聖愚者の声】清水徹太郎
【ニキーティチ/役人】駒田敏章
【ミチューハ】大塚博章
【侍従】濱松孝行

【合唱指揮】冨平恭平
【合 唱】新国立劇場合唱団
【児童合唱】TOKYO FM 少年合唱団
【管弦楽】東京都交響楽団

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