SSブログ

新国立劇場 オペラ「ドン・ジョヴァンニ」 [オペラぁ!]

タイトルなし.jpg
新国立劇場の「ドン・ジョヴァンニ」はグリシャ・アサゲロフ演出の再演で、
稀代の好色師カサノヴァの出生地ヴェネチアを舞台に、
女性遍歴を重ねるドン・ジョヴァンニの放蕩と没落を描きます。
建物が反射するヴェネチアの水辺をイメージした奥舞台まで続く黒い床が印象的、
歩くたびにキュッキュッとなるのは愛嬌。

今回のドンナアンナ役はミルト・パパタナシュ。
新国立劇場でも椿姫のヴィオレッタやフィガロの伯爵夫人など、主役を張る華やかさを持ち合わせたソプラノで、ドン・ジョヴァンニにもてあそばれる屈辱感が引き立ちます。
ドンナアンナのフィアンセ、ドンオッターヴィオ役はテノールのレオナルド・コルテッラッツィ。
ちょっとサイケな声質が独特でよく通り、この声が絡んでくると重唱に厚みが増します。

演奏もチェロやコントラバスの通奏低音が心地よく、
モーツァルトの音楽世界を堪能しました。


前回2019年の公演レビューはこちら↓
新国立劇場 オペラ「ドン・ジョヴァンニ」:つるりんこの「いつもダラダラどこでもゴロゴロ」:SSブログ (ss-blog.jp)

2022年12月6日 新国立劇場 オペラ「ドン・ジョヴァンニ」
Don Giovanni Music by Wolfgang Amadeus MOZART
スタッフ
【指 揮】パオロ・オルミ(Paolo OLMI)
【演 出】グリシャ・アサガロフ(Grischa ASAGAROFF)
【美術・衣裳】ルイジ・ペーレゴ(Luigi PEREGO)
【照 明】マーティン・ゲプハルト(Martin GEBHARDT)
【再演演出】澤田康子
【舞台監督】斉藤美穂
キャスト
【ドン・ジョヴァンニ】シモーネ・アルベルギーニ(Simone ALBERGHINI)
【騎士長】河野鉄平
【レポレッロ】レナート・ドルチーニ(Renato DOLCINI)
【ドンナ・アンナ】ミルト・パパタナシュ(Myrtò PAPATANASIU)
【ドン・オッターヴィオ】レオナルド・コルテッラッツィ(Leonardo CORTELLAZZI)
【ドンナ・エルヴィーラ】セレーナ・マルフィ(Serena MALFI)
【マゼット】近藤 圭
【ツェルリーナ】石橋栄実
【合唱指揮】三澤洋史
【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。