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新国立劇場 オペラ「リゴレット」 [オペラぁ!]

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新国立劇場の「リゴレット」は新制作でスペイン・ビルバオオペラのプロダクション。
演出はスペインのエミリオ・サージで現代的な装置に中世風衣装、
傾斜する床を回廊が囲み、転回時には床が割れて路地的通路が出来たり、
宮廷や邸宅のシーンでは割れた床に差し込まれる装置によって部屋が抽象的に示されます。
抽象のミニマル演出かと言えばそうでもなく、凝った装飾を施した壁や照明などによる演出もあります。
新国立劇場では3つ目の「リゴレット」プロダクションだと思いますが、
個人的には最初のアルベルト・ファッシーニ演出の正統派で贅沢な舞台の方が好みです。

歌手ではマントヴァ侯爵役のイヴァン・アヨン・リヴァスが突出していました。
テノールですが重量感もあり声に艶がります。
貶められてしまった主人公ジルダですが、この歌声では落ちるのもヤムナシです。

リゴレット役のロベルト・フロンターリも老獪なバリトンではまり役でした。

スパラフチーレの妻屋秀和も安定のベテランですがロン毛で怪しいオーラを発していました。


2023年5月18日 新国立劇場 オペラ「リゴレット」
RIGOLETTO Music by Giuseppe VERDI

スタッフ
【指 揮】マウリツィオ・ベニーニ(Maurizio BENINI)
【演 出】エミリオ・サージ(Emilio SAGI)
【美 術】リカルド・サンチェス・クエルダ(Ricardo SÁNCHEZ CUERDA)
【衣 裳】ミゲル・クレスピ(Miguel CRESPÍ)
【照 明】エドゥアルド・ブラーボ(Eduardo BRAVO)
【振 付】ヌリア・カステホン(Nuria CASTEJÓN)
【舞台監督】髙橋尚史

キャスト
【リゴレット】ロベルト・フロンターリ(Roberto FRONTALI)
【ジルダ】ハスミック・トロシャン(Hasmik TOROSYAN)
【マントヴァ公爵】イヴァン・アヨン・リヴァス(Iván AYÓN RIVAS)
【スパラフチーレ】妻屋秀和
【マッダレーナ】清水華澄
【モンテローネ伯爵】須藤慎吾
【ジョヴァンナ】森山京子
【マルッロ】友清 崇
【ボルサ】升島唯博
【チェプラーノ伯爵】吉川健一
【チェプラーノ伯爵夫人】佐藤路子
【小姓】前川依子
【牢番】高橋正尚

【合唱指揮】三澤洋史
【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

タグ:ヴェルディ
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