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丸の内ギャラリー 「ベン・シャーン展」 [アートっ!]

2006年10月12日 丸の内ギャラリー 「ベン・シャーン展」

皇居の大手門すぐそばのビルの1階、
真っ白な10坪ぐらいのスペースに、ドローイング中心に60点あまり。



ベン・シャーン(Ben Shahn)の描く絵は、 
一見子供が描くような素朴なタッチでバランスを崩したプロポーションの人々。
でも、
その頭より大きい握りこぶしは吹き出しそうな「怒り」を表している。
そんな強烈な印象の作風で、
「何か訴えているんだけど親しみがある。」っていう感じ(矛盾してる?

雑誌か何か表紙の原画みたいなのや、
ピアノの鍵盤と文章の組み合わせ、
3段アイスクリームのある風景(これは彼の重要なモチーフだったらしい)など、
普通の風景に特別な感情を込めています。

受付には価格入りの作品リストがあって、
ぉ~お、買えるんだぁ。
と、思いつつリストを目で追う、作品を振り返る。
だいたい20~40万円ぐらいで、
これ欲しいなぁ、と思うのは70~80万円。
赤いピンが差してあるのは売約済みとの事でしたが、
・・・・・、結構付いてました。

「また今度にしときます。」
と、外に出ると丁度お昼休み。
銀杏並木が黄色に色づく皇居外苑の和田倉公園では、
OLやビジネスマンたちが気持ちの良い秋の一時を過ごしていました。

ここが家だ―ベン・シャーンの第五福竜丸

ここが家だ―ベン・シャーンの第五福竜丸

  • 作者: ベン シャーン, アーサー ビナード
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/09
  • メディア: 単行本






    この本は、1954年3月1日、ビキニ環礁でアメリカが水爆実験。
  • これにより日本のマグロ延縄漁船第五福竜丸の乗組員23人が、
  • 被爆した出来事を事件として彼が描いた絵に、
  • アメリカの詩人アーサー・ビナード氏が日本語で詩を付けたもので、
  • イラストレーターの和田誠さんの装丁です。
  • 絵と詩を描いているのがアメリカ人というのが皮肉ですが、
  • 是非アメリカでも出版してもらいたいものです。
  • そっ、それから北朝鮮でも!

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