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パルマ・レージョ劇場 オペラ「アイーダ」 [2005年ミラノ]

doc20091016091651_001.jpgパルマ・レージョ劇場でのヴェルディ・フェスティバル、
「アイーダ」の初日でした。
劇場入口の前には、
「AIDA」と描いた青いオベリスクが建てられていて、
ウィンドウには舞台美術製作中の写真が飾られ、
あの「アイーダ」が、
本場イタリアで見られる事もあって、
多いに期待に胸が膨らみます。
ホワイエでは、
プレス関係者がドレスの女性に、
スポットライトを当てていました、
地元の報道TVの撮影でしょうか?
残念ながら、見た事もない人でした。

アルベルト・ファッシーニの演出は、舞台のエジプトを青一色で塗り潰した大胆なもの。
入口オベリスクの青も舞台の象徴と納得はするものの、
なぜ「青」かは、分かりませんでした。

doc20091021091715_001.jpg指揮はパルマ・レージョ劇場音楽監督のブルーノ・バルトレッティ。
緊密な歴史的劇場空間に響く音楽を、
体で感じる幸福感は言葉に尽くせません。
期待のアイーダ役のマリア・グレギーナは声量豊かで、
ちょっとホールが小さすぎたか?
古い劇場にひびが入らないか心配になる程でした。

ラダメス役は当日フォビオ・アルミリアートから、
ピエロ・ジュリアッチに変更になりました。
別キャストではアイーダ役がダニエラ・デッシー、
ラダメス役がファビオ・アルミリアートとペアで出演予定でしたが、
こちらはどうなったのでしょうか?

幕間にオーケストラピットを覘いていると、
中から日本語で話しかけてくれる人がいました。
ビツェンツィア在住で劇場管弦楽団に所属しているそうで、
後で劇場パンフレットを見てみると、
第1バイオリンの小笠原香織さんらしいです。
イタリアまでイタリア人によるイタリアのオペラを観に来て、
日本人がそんな中で活躍していると思うと胸が熱くなりました。


2005年6月11日 パルマ・レージョ劇場 オペラ「アイーダ」

【音楽】ジュゼッペ・ヴェルディ(Giuseppe Vervi)
【台本】アントーニオ・ギスランツォーニ(Antonio Ghislanzoni)
【指揮】ブルーノ・バルトレッティ(Bruno Bartoletti)
【合唱指揮】マルティーノ・ファッジャーニ(Martino Faggiani)
【演出考案】アルベルト・ファッシーニ(Alberto Fassini)
【演出理解】ヨゼフ・フランコーニ・リー(Joseph Franconi Lee)
【美術・衣装】マウロ・カローヅィ(Mauro Carosi)
【振付】アメディオ・アモディオ(Amedeo Amodio)
【照明】グイード・レヴィ(Guido Levi)
【衣装助手】ルイージ・ベネデッティ(Luigi Benedetti)
【所作】マルタ・フェッリ(Marta Ferri)

【演奏】パルマ・レージョ劇場管弦楽団(L'Orchestra del Teatro regio Parma)
【合唱】パルマ・レージョ劇場合唱団(Il Coro del Teatro Regio Parma)

キャスト
【エジプト国王】エンリコ・トゥルコ (Enrico Turco)
【アムネリス】ルチアーナ・ディンティーノ(Luciana D'intino)
【アイーダ】マリア・グレギーナ(Maria Guleghina)
【ラダメス】ピエロ・ジュリアッチ(Piero Giuliacci)
【ランフィス】マリオ・ルペーリ(Mario Luperi)
【アモナズロ】ファン・ポンス(Juan Pons)
【尼僧】ティツィアーナ・トラモンティ(Tiziana Tramonti)
【伝令】カルロ・ボージ(Carlo Bosi)
タグ:ヴェルディ
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