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東京二期会 オペラ「タンホイザー」 [オペラぁ!]

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東京二期会の「タンホイザー」は2021年のプロダクションの再演。
当時はコロナ禍で演出・指揮者の来日が叶わず、
日本のスタッフと在日中だったクリスティアン・ヴァイグレの指揮で上演されました。

今回はバイロイト常連のアクセル・コーバーの指揮とヘルデンテノール、サイモン・オニールのキャスティング、
演出のキース・ウォーナーもスタッフを連れて来日、本来の形での上演となりました。

アクセル・コーバーの指揮は的確で、
常に奏者に向き合い全身で表現。
弦楽は厚く、管楽は澄んで響かせ、合間ではハープがしっとりとホールに滲みます。

タンホイザー役のサイモン・オニールは不調でゲネプロ不参加だったそうですが、
ちょっとざらついた重量感のあるテノールで存在感たっぷりです。

林正子も池田香織の代役でヴェーヌス役で出演。
官能の神ヴェーヌスの元に子供がいる演出ですが、
快楽に溺れるのは邪悪ではなく、
子供が生まれる愛の結晶で生の象徴という演出テーマのようです。

2021年初演時の公演レビューはこちら↓
東京二期会 2021年 オペラ「タンホイザー」


2024年2月28日 東京二期会 オペラ「タンホイザー」
TANNHÄUSER
Libretto and Music by RICHARD WAGNER
会場:東京文化会館
スタッフ
指揮: アクセル・コーバー(Axel kOBER)
原演出: キース・ウォーナー(Keith WARNER)
演出補: ドロテア・キルシュバウム(Dorothea KIRSCHBAUM) 
装置: ボリス・クドルチカ(Boris KUDLIČKA)
衣裳: カスパー・グラーナー(Kaspar GLARNER)
照明: ジョン・ビショップ(John BISHOP)
映像: ミコワイ・モレンダ (Mikolaj MOLENDA)
合唱指揮: 三澤洋史
演出助手: 島田彌六
舞台監督: 幸泉浩司
公演監督: 佐々木典子
キャスト
ヘルマン:加藤宏隆
タンホイザー:サイモン・オニール(Simon O'Neil)
ヴォルフラム:大沼徹
ヴァルター:高野次郎
ビーテロルフ:近藤圭
ハインリヒ:児玉和弘
ラインマル:清水宏樹
エリーザベト:渡邊仁美
ヴェーヌス:林正子
牧童:朝倉春菜
4人の小姓:本田ゆりこ、黒田詩織、実川裕紀、本多都
合唱:二期会合唱団
管弦楽:読売日本交響楽団

タグ:ワーグナー
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