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新国立劇場 オペラ「ラ・ボエーム」 [オペラぁ!]

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新国立劇場の「ラ・ボエーム」公演。
そこそこ作り込まれたオーソドックスな粟國淳演出の舞台、
2003年初演で4年に1度ぐらい取り上げられる新国立劇場の定番レパートリーです。

前回2012年の公演レビューはこちら↓
http://turlinco.blog.so-net.ne.jp/2012-01-20

今回の主役カップルのミミとロドルフォはいつもとちょっと違いました。
普通なら貧乏詩人とお針子のほっこりした甘い歌の競演といったところですが、
ミミ役のアウレリア・フローリアンと、
ルドルフォ役のジャンルーカ・テッラノーヴァ、
2人ともシャープなイメージでキレもあり、澄ましたカップル風。
声も強靭で2人とも特に低音がしっかりしているので聴き応えもあります。
もう少し演技があってもいいようにも感じましたが、
クールに感情を抑えた演技と言われれば、納得出来なくもありません。

ムゼッタ役は石橋栄実。
初見でしたが、
大阪出身のソプラノで音大の准教授もやっているそうです。
声量はそんなにありませんが声はきれいです、
ムゼッタよりもミミが向いているかも。

何度も観てますが舞台で気になるところがありました。
貧乏芸術家4人が暮らす屋根裏部屋、
上手扉の外に階段がありますが、
手前に下へ降りる階段があるのに皆奥から出入りしています。
思わず「そっちはのぼり!」と言いたくなります。
また、
下手は扉の外がバルコニーのようですが、
こちらからも人が出入りしたり大家さんが家賃の催促に来て、
「バルコニーを伝って来たの!」と、
気になり出すと、気になってしかたがありませんでした。



2016年11月17日 新国立劇場 オペラ「ラ・ボエーム」

スタッフ
【指 揮】パオロ・アリヴァベーニ(Paolo ARRIVABENI)
【演 出】粟國淳
【美 術】パスクアーレ・グロッシ(Pasquale GROSSI)
【衣 裳】アレッサンドロ・チャンマルーギ(Alessandro CIAMMARUGHI)
【照 明】笠原俊幸
【舞台監督】大仁田雅彦

キャスト
【ミミ】アウレリア・フローリアン(Aurelia FLORIAN)
【ロドルフォ】ジャンルーカ・テッラノーヴァ(Gianluca TERRANOVA)
【マルチェッロ】ファビオ・マリア・カピタヌッチ(Fabio Maria CAPITANUCCI)
【ムゼッタ】石橋栄実
【ショナール】森口賢二
【コッリーネ】松位 浩
【べノア】鹿野由之
【アルチンドロ】晴 雅彦
【パルピニョール】寺田宗永

【合唱指揮】三澤洋史
【合 唱】新国立劇場合唱団
【児童合唱】TOKYO FM少年合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

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