SSブログ

新国立劇場 オペラ「愛の妙薬」 [オペラぁ!]

lda.JPG

新国立劇場の「愛の妙薬」は2010年のプロダクションの再演。
初演時のレビューはこちら↓
http://turlinco.blog.so-net.ne.jp/2010-04-16

今回の目玉は主役のネモリーノを歌ったテノールのアントニーノ・シラグーザ。
「イタリアのオペラはこんなもんだ~!」といった感じで、
声も技術も素晴らしく、聴かせる所はしっかり聴かせた上で、
それでも肩の力が抜けた余裕のパフォーマンス。
おちゃめな立ち振る舞いで劇場を沸かせるエンターテナーです。
度々来日している世界でもトップレベルの歌手ですが、
海外の引越し公演でなく、
日本のプロダクションに参加してくれる所にも親しみを感じます。

相手役のアディーナを歌ったのはニコル・キャベル、
リリックな歌声ですが中低音も深く響きます。
昨年のドン・ジョヴァンニにも出ていましたが、
その舞台には今回ジャンネッタを歌った九嶋香奈枝も出ていて、
しかも舞台美術も同じくルイジ・ペーレゴでした。

こういった簡素な舞台は、
二度目に観るとどうしても物足りない感じがしてしまいます。
昨日は同じ場所で「タンホイザー」をやっていましたから、
主催者側は入れ替えがやりやすいのでしょうけれど・・・。


2013年1月31日 新国立劇場 オペラ「愛の妙薬」
Gaetano Donizetti : L'elisir d'amore

スタッフ

【指揮】ジュリアン・サレムクール(Julien Salemkour)
【演出】チェーザレ・リエヴィ(Cesare Lievi)
【美術】ルイジ・ペーレゴ(Luigi Perego)
【衣裳】マリーナ・ルクサルド(Marina Luxardo)
【照明】立田雄士(Tatsuta Yuji)

キャスト
【アディーナ】ニコル・キャベル(Nicole Cabell)
【ネモリーノ】アントニーノ・シラグーザ(Antonino Siragusa)
【ベルコーレ】成田博之(Narita Hiroyuki)
【ドゥルカマーラ】レナート・ジローラミ(Renato Girolami)
【ジャンネッタ】九嶋香奈枝(Kushima Kanae)

【合 唱】新国立劇場合唱団(New National Theatre Chorus)
【管弦楽】東京交響楽団(Tokyo Symphony Orchestra)

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0