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新国立劇場 オペラ「さまよえるオランダ人」 [オペラぁ!]

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新国立劇場の「さまよえるオランダ人」は2007年初演以来2度目の再演。
前回2012年公演のレビューはこちら↓
http://turlinco.blog.so-net.ne.jp/2012-03-09

そして指揮は今期新国立劇場の芸術監督に就任した飯守泰次郎。
今シーズンの幕開けのパルジファルの新演出に続いて、
1シーズンに2つのワーグナー作品を取り上げ、
更にそれぞれ自ら指揮するという力の入りようです。

表題役のオランダ人を歌ったのはバリトンのトーマス・ヨハネス・マイヤー。
牧歌的な糸紡ぎの歌が歌われる平和な陸に、
呪われて死ぬ事もならない海の男として現れ、
重ための歌唱で異端的存在を怪しげに表現。
相手役のゼンタを歌ったのはソプラノのリカルダ・メルベート。
対照的な明るい歌声ながら、
多勢の女声コーラスに交じっても艶やかに響きます。

演出については過去の公演レビューで書いてきましたが、
背面やサイドからの照明に赤や青の色を加え、
更に紗幕を使ったシーンの展開等、
意外に簡素な舞台で照明の効果を狙っていたのかなと、
3度目にして改めて気付きました。


2015年1月28日 新国立劇場 オペラ「さまよえるオランダ人」
Der fliegende Holländer
Music by Richard WAGNER

スタッフ
【指揮】飯守泰次郎
【演出】マティアス・フォン・シュテークマン(Matthias Von STEGMANN)
【美術】堀尾幸男
【衣裳】ひびのこづえ
【照明】磯野睦

キャスト
【ダーラント】ラファウ・シヴェク(Rafal SIWEK )
【ゼンタ】リカルダ・メルベート(Ricarda MERBETH)
【エリック】ダニエル・キルヒ(Daniel KIRCH)
【マリー】竹本節子
【舵手】望月哲也
【オランダ人】トーマス・ヨハネス・マイヤー(Thomas Johannes MAYER)

【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京交響楽団
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