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新国立劇場 オペラ「カルメン」 [オペラぁ!]

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新国立劇場の「カルメン」公演は2007年の初演以来5度目、
前回2017年公演のレビューはこちら↓
http://turlinco.blog.so-net.ne.jp/2017-01-20

6日間公演の最終日で夜公演はこの日のみ、客席はほぼ満員。
今回カルメンを歌ったのは、
イタリアのメゾソプラノ、ジンジャー・コスタ=ジャクソン。
中低音に迫力のある個性的な声質で、
挑発的な演技も際立ち、
ラテン的、ジプシー役もぴったりはまっています。
最後は筋書き上ドン・ホセに刺殺されてしまいますが、
台本がなければ逆に殺してしまいかねない勢いでした。

そのホセ役はロシアのオレグ・ドルゴフ。
繊細なテノールで優柔不断なお坊ちゃん伍長を表現、
ミカエラと一緒にお母さんの元へ行って、
そのまま幸せに暮らしていればいいのに。
カルメンの元へ戻って面倒を起こすなんて・・・、
と思ってしまうぐらいおめでたい感じが良く出ていました。

ミカエラ役は前回公演と同じくソプラノの砂川涼子。
清楚で控えめな役作りでしっとりと聴かせ、
カルメンとの対比をくっきりと際立たせました。


2018年12月4日 新国立劇場 オペラ「カルメン」
 
スタッフ
【指揮】ジャン=リュック・タンゴー(Jean-Luc TINGAUD)
【演出】鵜山仁
【美術】島次郎
【衣裳】緒方規矩子
【照明】沢田祐二
【振付】石井潤
【再演演出】澤田康子
【舞台監督】斉藤美穂
 
キャスト
【カルメン】ジンジャー・コスタ=ジャクソン(Ginger COSTA-JACKSON)
【ドン・ホセ】オレグ・ドルゴフ(Oleg DOLGOV)
【エスカミーリョ】ティモシー・レナー(Timothy RENNER)
【ミカエラ】砂川涼子
【スニガ】伊藤貴之
【モラレス】吉川健一
【ダンカイロ】成田 眞
【レメンダ―ド】今尾 滋
【フラスキータ】日比野 幸
【メルセデス】中島郁子
 
【合唱指揮】三澤洋史
【合唱】新国立劇場合唱団
【ダンサー】新国立劇場バレエ団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

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