成都の「青城山」

「青城山」は四川省都江堰市の山地で道教の発祥の地のひとつとして知られ、道教関係の寺院等の建築物が点在し歴史的名山として2000年に世界遺産に登録されています。


宿泊先のシックスセンシズは青城山の麓、ホテルから歩いて10分程で入山口の駐車場に到着、そこから専用バギーに乗り5分程で山門口へ着きます。そこからは歩きで「西蜀第一山」の門をくぐり抜け「青城山門」へ。


ここで入山料60元（約900円）を支払い、山を登ります。


なだらかな山道を20分程登ると突如現れる湖は霧に煙る月城湖、連絡船で渡りますが所要時間は１分。普通の船のように見えますがワイヤーで引っ張っていました。


湖を渡ると今度はゴンドラに５分程乗り一気に山を登ります。その先にあるのがこの「慈雲閣」


「長生殿」


「上清宮」は道教の出家した道士が集住してその教義を実践したり祭祀を行う道観寺院で青城山で最も重要は建物のひとつ。


上清宮の中庭にあたる庭院。


庭院の祭壇。
霧に煙る山岳地帯に点在する寺院、参道は石段等で整備されてはいるものの、周辺はうっそうとした緑に囲まれ「幽玄」という表現に納得しますが、ふと目を向けると険しい原生林の中を長髭の長老が腰をかがめながら下っている姿が見えました、正に現実社会を超越した仙人の姿を見たようでした。

青城山